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気の話2

2026-04-01

「あなたには悪い気がまとってます。

すぐに良い気を取り入れた方が良い。

これを買えば良い気が家全体に流れるでしょう。」

 

怪しい。実に怪しい。

 

このようなスピリチュアル系の話、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そして、このような話のせいで「気=怪しい」と思う方も多いと思います。

 

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

今日は「気」について書きたいと思います。

 

冒頭のようなスピリチュアルな話が、気のすべてではありません。

 

実は私たちは普段の生活の中で、普通に「気」という言葉を使っています。

元気、やる気、雰囲気、病気、嫌気、気合、人気。

こうして見ると、私たちは日常的に「気」という言葉に触れて生活しているのです。

 

では、なぜ「気」は怪しいと思われるのでしょうか。

それは「見えない」からです。

 

見えないものを、あたかも見えるように言う人がいるから、怪しくなるのです。

 

しかし東洋医学は「気の医学」とも言われています。

例えば、ストレスやイライラで身体の調子が悪くなる状態を、東洋医学では「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼びます。

ストレスや怒りといった良くない感情(気)が身体の中で停滞し、血流や内臓の働きを悪くする状態のことを言います。

 

日常生活でも、苦手な人と我慢して付き合い続けたり、発散できないストレスを抱え続けることで、気の停滞が起こることがあります。

 

私が最近感じた「気」の話を少しします。

先週、とある有名人の方を含めた6人で食事会をしました。

ところが終始その有名人が人の悪口を言い、それに乗っかって別の人が愚痴を言い、気が付けばずっと人の悪口大会でした。

私は表面上は普通に話を聞いていましたが、帰り道、なんとも言えない複雑な気持ちになり、逆にストレスが溜まっていました。

 

一方、今週は鍼灸学校時代の友人と食事に行きました。

これからチャレンジしたいこと、将来の展望、治療の話など、前向きな話が次々と出てきました。

凄いエネルギーを感じましたし、私ももっと頑張ろうと思いました。

 

この二つの食事会、同じ「食事」なのに、終わった後の気分はまったく違いました。

 

これが私は「気」だと思うのです。

 

悪口や愚痴ばかりの場所と、前向きな話や建設的な話をする場所では、そこに流れている空気、エネルギー、雰囲気が全く違います。

そして人は確実にその影響を受けています。

 

昔、私が愚痴をこぼしていた時、当時付き合っていた彼女にこう言われたことがあります。

「彼女は愚痴の捌け口と違うよ。」

今思えば、彼女は私の出していた「悪い気」に疲れていたのだと思います。

この人といると元気になる。

この人といると疲れる。

この場所に行くと気分が良い。

この場所に行くとなんだかしんどい。

これもすべて「気」なのだと思います。

 

口に出して「気」と言うと怪しく聞こえるかもしれません。

ですが、せめて心の中で、その場の空気や雰囲気、自分の気持ちの変化を感じ取ってみてください。

そして、時と場合によっては、その場所や人から少し距離を置くことも、自分の身体を守るためには大切なことだと思います。