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正しい情報を見極める
最近、「7月5日に日本で大災害が起こる」という噂が巷で広がっているのをご存じでしょうか。
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
この噂の出どころは、中国のある預言者だそうです。
「7月5日に大災害があるから日本には行くな」と、中国国内で発信したところ、それを信じた多くの中国人が本当に日本行きを控えているというニュース
まで流れてきました。
一方で、昔から「おびえ癖」のある我々日本人も、こうした話に妙に敏感です。
SNSやYouTubeを通じて不安がどんどん拡散され、中には「どうしようどうしよう」と毎日心をざわつかせながら暮らしている方も、実は少なくありません。
でも、私はこの噂を少し引いた目線で見ています。
なぜなら、こうした“予言”はこれまでに何度も繰り返されてきたからです。
ノストラダムスの大予言をはじめ、さまざまな預言者が「○年○月に地震が来る」「富士山が噴火する」といった話をしてきましたが、そのほとんど、9割9
分以上は外れているのが現実です。
たしかに、たまたま能登地震を予言したと言われて話題になった人物もいました。
ですが、私はその方の言動を見て、「これは話題づくりとお金儲けのためではないか」と感じました。
天災の予言というのは、まず当たらないものです。
それに対して私たちが怯え、神経をすり減らして生きるのは、正直バカバカしい。
いや、それ以上に問題なのは「余計な情報を仕入れてしまうこと」だと私は思うのです。
私の鍼の師匠は、かつてこう言いました。
「テレビを見てるとアホになるぞ」と。
この言葉、最初は冗談かと思いましたが、最近ますますその重みを感じています。
もし7月5日に何も起こらなければ、その日までの“怯え”はすべて取り越し苦労だったことになります。
いや、それ以前に、怯えていた時間そのものがもったいなかったのです。
不安をあおる情報ではなく、自分の目の前の生活や身体の声に耳を傾ける。
そんな暮らし方こそ、現代を生きる知恵ではないでしょうか。