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「気づけば1年があっという間」スマホ依存と“時間”の関係
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今や私たちの生活にスマートフォンは欠かせない存在になっています。
地図で目的地を調べたり、
お店を検索したり、
手軽に連絡を取ったり。
分からないことがあればすぐに調べられるし、
動画を観たり、ゲームをしたり、最近ではAIに相談することもできる。
ふと、私が子どもの頃に見た『ドラえもん』を思い出しました。
ある道具が、物に光線を当てることで進化させていくのですが、
普通の腕時計にその光線を当てると、トランシーバーやラジオ、テレビまで付いた高機能な腕時計になるというものでした。
今のスマートフォンは、まさにその“進化した腕時計”どころか、それ以上の魔法のアイテムかもしれません。
しかし、この“魔法の道具”には落とし穴もあります。
それは「時間を奪う力」です。
スマホがない時代は病院の待ち時間や電車の移動時間、何もすることがなくて退屈していました。
けれど今は、スマホがあれば簡単にその“退屈”を埋められます。
ニュースを見たり、SNSを眺めたり、動画を観たりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
さらに怖いのが、夜。
寝る前についスマホを触ってしまい、気づけば深夜。
「今日は寝不足だな…」と思っても、また同じことを繰り返してしまう。
そして、気がつけば1ヶ月、1年があっという間に過ぎているのです。
日本には四季があります。
春には桜、夏には青空と入道雲、秋には紅葉、冬には雪景色や澄んだ夜空。
それぞれの季節には、その時しか味わえない“空気”や“風景”があります。
でも、ずっとスマホを見てばかりでは、
そうした“心で感じる時間”を見逃してしまうかもしれません。
スマホ依存の本当の怖さは、
健康を害すること以上に、人生の大切な時間や感覚を失ってしまうことなのではないでしょうか。
スマホを完全に手放す必要はありません。
大切なのは、使い方を選ぶことです。
たとえば、寝る1時間前はスマホを手放して、
お気に入りの音楽を聴いたり、湯船にゆっくり浸かる時間を持つ。
休日はスマホをカバンにしまって、近所を散歩してみる。
そんな小さな工夫が、日々の「時間の質」を変えてくれます。
“気づけば1年が経っていた”のではなく、
“今年もいろんなことを味わえたな”と思えるような時間の使い方を、
少しずつ意識してみてはいかがでしょうか?