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やぶれかぶれ、でも

2025-04-12

「そんな長生きしたいと思わんし、好きなもん食べて飲みたいわ」

「いつかは死ぬんやから、好きなようにさせてくれ」

病人が発する“開き直り”のような言葉、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

おはようございます。

とみ鍼灸治療院の松葉です。

今日は、少し手厳しいことを書くかもしれません。

しかしながら、本当に伝えたいのは「健康であることの大切さ」です。

ぜひ最後までお付き合いください。

冒頭のような言葉を発する病人の方――

特に男性に多い印象があります。

では、そのまま好き放題な生活を続けた人が、5年後、10年後どうなっているかご存じですか?

はい。

多くの方が、病に苦しみながら生きています。

このような言葉が出る時点で、すでに身体は何らかの警告サインを出している

もしくは医師から警告が出てることがほとんどです。

例えば、血圧が高い、肝臓の数値が悪い、糖尿病の予兆がある…。

それでも「気にせず好きにやる」と生活習慣を改めなかった結果、深刻な病へと進行していくのです。

その苦しみは、本人だけの問題ではありません。

身体が思うように動かなくなり、身の回りのことも自分でできなくなる。

誰かの手を借りなければ、生活できなくなる日がやってきます。

「そうなんねやったら死んだ方がマシや!」

そんな言葉を後になって口にしても、日本では安楽死は認められていません。

そして何より、それを支えるご家族がどれだけ大変か、想像してみてください。

もちろん、病気には避けられないものもあります。

しかし、日々の食事、運動、睡眠といった生活習慣を少し意識するだけで、

予防できた病気もたくさんあるのです。

だからこそ、健康に向き合うことは「自分のため」だけでなく、

「誰かを苦しませないため」でもあると私は思います。

長生きするかどうかではなく、

元気で動ける時間を1日でも長く保つことが大切なのです。

そのためには、ほんの小さな習慣からで構いません。

夜更かしを控える。

お酒を少し減らす。

外食ばかりではなく、自炊を増やしてみる。

週に一度でも散歩をする。

できることから、始めてみませんか?

「好きなように生きたい」

その気持ちはよくわかります。

でも、未来の自分が「ありがとう」と思える選択を、今してあげてほしいのです。