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やぶれかぶれ、でも
「そんな長生きしたいと思わんし、好きなもん食べて飲みたいわ」
「いつかは死ぬんやから、好きなようにさせてくれ」
病人が発する“開き直り”のような言葉、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日は、少し手厳しいことを書くかもしれません。
しかしながら、本当に伝えたいのは「健康であることの大切さ」です。
ぜひ最後までお付き合いください。
冒頭のような言葉を発する病人の方――
特に男性に多い印象があります。
では、そのまま好き放題な生活を続けた人が、5年後、10年後どうなっているかご存じですか?
はい。
多くの方が、病に苦しみながら生きています。
このような言葉が出る時点で、すでに身体は何らかの警告サインを出している
もしくは医師から警告が出てることがほとんどです。
例えば、血圧が高い、肝臓の数値が悪い、糖尿病の予兆がある…。
それでも「気にせず好きにやる」と生活習慣を改めなかった結果、深刻な病へと進行していくのです。
その苦しみは、本人だけの問題ではありません。
身体が思うように動かなくなり、身の回りのことも自分でできなくなる。
誰かの手を借りなければ、生活できなくなる日がやってきます。
「そうなんねやったら死んだ方がマシや!」
そんな言葉を後になって口にしても、日本では安楽死は認められていません。
そして何より、それを支えるご家族がどれだけ大変か、想像してみてください。
もちろん、病気には避けられないものもあります。
しかし、日々の食事、運動、睡眠といった生活習慣を少し意識するだけで、
予防できた病気もたくさんあるのです。
だからこそ、健康に向き合うことは「自分のため」だけでなく、
「誰かを苦しませないため」でもあると私は思います。
長生きするかどうかではなく、
元気で動ける時間を1日でも長く保つことが大切なのです。
そのためには、ほんの小さな習慣からで構いません。
夜更かしを控える。
お酒を少し減らす。
外食ばかりではなく、自炊を増やしてみる。
週に一度でも散歩をする。
できることから、始めてみませんか?
「好きなように生きたい」
その気持ちはよくわかります。
でも、未来の自分が「ありがとう」と思える選択を、今してあげてほしいのです。