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扁鵲(へんじゃく)の六不治(ろくふち)とは?

2025-03-17

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

以前ブログでも書かせていただきましたが、

今回は古代中国の名医、扁鵲(へんじゃく)が提唱した六不治について

現代的な解釈も含めて書かせて頂きます。

 

「六不治(ろくふち)」

これは、「治療を行っても効果が期待できない6つのタイプの患者」を示したものです。

治療の効果を最大限に引き出すためには、患者自身の意識や行動も大きく影響します。

六不治の考え方は、現代の健康管理や治療の在り方にも通じるものがあります。

六不治とは?

扁鵲が述べた6つの治療困難なケースを見ていきましょう。

1. 傲慢で道理を理解しない人(驕恣不論於理者)

自分の誤った考えを改めず、医師の助言や治療を受け入れない人です。

医療を信頼せず、自分勝手な判断をすることで、回復の機会を失ってしまいます。

2. 健康を軽視し、財産を重んじる人(輕身重財者)

健康よりもお金を惜しみ、適切な治療を受けない人です。

「費用がかかるから」と治療を先延ばしにすると、病状が悪化し、結果的に大きな負担となることがあります。

→健康である事が一番と気づいてからでは遅いのです。

3. 生活習慣が悪い人(衣食不能適者)

暴飲暴食や不摂生を続け、健康管理を怠る人です。

不規則な生活や偏った食事を続けると、病気を引き起こしやすくなります。

→実は健康に良くないことをしてるとわかってるのは自分自身です。

しかし怖くて検査などを行きたくない。でも不摂生がやめられない事が多いです。

4. 病状が重すぎて生命のバランスを失っている人(陰陽并藏、脈不具者)

すでに病気が末期状態で、体のバランスが崩れ、治療の余地がない人です。

現代医学でも、早期発見・早期治療の重要性が強調されるように、手遅れになる前の対応が必要です。

5. 体力が尽きて薬を服用できない人(形羸不能服薬者)

極度に衰弱し、薬を飲んでも効果が期待できない状態の人です。

体力が失われてしまうと、治療の効果も薄れてしまいます。

→特に高齢になると食べるものは肉食を避け、あっさりしたものしか食べないことが多いです。

これでは筋力、体力がどんどん低下していくのです。

6. 迷信にとらわれ、医師を信じない人(信巫不信医者)

科学的な治療を受け入れず、占いや祈祷に頼る人です。

適切な医療を受けずに、根拠のない方法に頼ると、病気の進行を防ぐことができません。

六不治が現代に伝える教訓

六不治の考え方は、現代の医療や健康管理にも当てはまります。

  • 早期発見・早期治療を心がける
  • 医師の助言を素直に受け入れる
  • 健康を最優先に考え、適切な治療を受ける
  • 規則正しい生活を送り、自己管理を徹底する
  • 迷信に惑わされず、科学的な医療を信じる

扁鵲の六不治は、私たちが健康を守るための大切な教訓を今に伝えています。

自身の健康を見つめ直し、適切な治療と予防に努めましょう。
この内容を読んで六不治に該当する人は今すぐ是正しましょう。

気づいたらすぐやる事が大事です!