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過活動膀胱について—悩みを放置せずに適切な対策を
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
「トイレが近くて困る」「急にトイレに行きたくなり、間に合わないことがある」「夜中に何度もトイレに起きてしまう」
このような症状に悩まされていませんか?
特に冬の寒い時期はこういった事が多く見受けられます。
ひどい場合には尿漏れをしてしまい、下着を汚してしまうこともあるかもしれません。
病院で「過活動膀胱」と診断され、薬を試したものの効果を感じられなかったり、
副作用が心配で続けられなかったりして、どうすればよいか分からない方も多いと思います。
当治療院にも、「年齢のせいだから仕方ない」「誰にも相談できず困っている」と悩まれている方が多く来院されます。
男性の場合は前立腺の問題、女性は膀胱炎などが関係していることもあります。
特に「若い頃のようにスッキリ排尿できない」「残尿感がある」といった声はよく聞かれます。
では過活動膀胱の具体的な症状とはなんなんでしょうか?
過活動膀胱の症状は人によって異なりますが、以下のような特徴があります。
- 頻尿:日中に10回以上トイレに行く。
- 夜間頻尿:夜間に2回以上起きてしまう。
- 尿意切迫:急に強い尿意を感じ、我慢ができない。
- 尿漏れ:トイレに間に合わずに漏れてしまう。
特に尿漏れがあると、「服に染みていないか」「臭いが周囲に気づかれないか」と不安になり、外出が億劫になることもあります。
また、「常にトイレの場所を確認しないと落ち着かない」「トイレがない場所ではパニックになる」といった精神的な負担も大きくなります。
日常生活の支障
「トイレが近いだけだから」と放置していると、次第に日常生活にも影響が出てきます。
- 睡眠の質の低下
夜中に何度も起きることで、熟睡できずに日中の眠気や疲労感が増します。 - 外出が減る
トイレが心配で外に出るのが億劫になり、結果的に運動不足になりがちです。 - 健康リスクの増加
運動不足は肥満や生活習慣病を悪化させるだけでなく、筋力低下を招き、膀胱のコントロール機能も弱くなります。高齢になると、転倒リスクや認知症のリスクも高まります。 - 前立腺肥大や腹圧性尿失禁の悪化
男性は前立腺が大きくなることで尿が出にくくなり、女性は骨盤底筋の衰えからくしゃみや笑った拍子に尿が漏れることがあります。
過活動膀胱の改善には?
「どうせ治らない」と諦めている方へ、薬以外に治す方法はたくさんあります。
- 生活習慣の見直し:夕食以降のカフェインやアルコールを控える、適度な水分補給を心がける。
- 骨盤底筋トレーニング:膀胱を支える筋肉を鍛えることで、尿のコントロールを改善。
- 鍼灸治療:薬のような副作用がなく、膀胱の機能を整える効果が期待できる。
当院でも、多くの方が鍼灸治療で「夜間のトイレ回数が減った」「尿漏れの頻度が少なくなった」と実感されています。
まずは週に1回程度、改善して来たら2週間に1回、1ヵ月に1回の施術を継続することで、徐々に症状の改善が見込めます。
もし、過活動膀胱の症状に悩んでいるなら、一度ご相談ください。
日常生活を少しでも快適にするお手伝いができれば幸いです。