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手の感覚
2023-06-07
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
鍼灸師は手で患者様の肌に触れ、ツボや皮膚の状態を把握し、
その部位が冷えてたり、緊張したり、感触が荒かったり、あるいは凹んでいたり
するのを感じ取り、鍼もしくはお灸をします。
この感覚はとても大切で、
わたしは元々草野球をしていたのですが、手を大事にするため、断念した経緯があります。
また昔、私が学生の頃クイックマッサージの面接に行った時に
整骨院に10年くらい勤めていて退職された鍼灸師が再就職にと採用試験を受けに来ておりました。
その方の手を見るとカサカサでマッサージのし過ぎか指も若干変形してるようにも見えました。
おそらく何人もの患者さんをマッサージしたのだなとすぐに分かりました。
師匠や諸先輩はマッサージのし過ぎは手を壊すと言っておりました。
せっかく鍼灸師になったのに勿体ないなと思ったものです。
やはり鍼灸師さんには鍼を持って欲しいなと思います。
マッサージも良いですが、マッサージをするために鍼灸師になったのではないと思うのです。
鍼は不定愁訴と言って色んな治療や薬の服用をしたが、治らなかったのも
治すことが出来ます。
治すには脈を見たり、実際に観察したり、お腹や背中を触り、
治療を決めていくのです。
手の感覚が無いと的確な治療は難しくなります。
是非鍼灸師さんには手を大事にして欲しいですね。