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めまいの鍼灸治療
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
めまいは症状が出るたびに憂鬱になります。
「治らないのか?」「これがずっと続くのか?」
わたしも今から10年前に阪神タイガースのテレビ中継を横になって腕枕をして見てました。
試合終了後に「さあ寝よか」と思い、起き上がった瞬間に頭が回るような感覚に襲われました。
以来、寝返りや起き上がり時のめまいが1か月以上続いたことあります。
めまいのメカニズムは内耳と呼ばれる耳の奥にある。三半規管に何らかの異常が生じて発生すると言われております。
三半規管は平衡感覚を司るためここに何か異変があるとフラフラっとしたい、周りが回転するような感覚が出てきます。
鍼灸治療でもこの内耳の機能回復を目的として治療する事が多いのですが、
軽度の場合は胸鎖乳突筋や、側頭筋、頭部への治療で改善します。特に胸鎖乳突筋は耳の後ろにある乳様突起という骨に付着してるので、この筋肉の緊張を緩和させる事でめまいがなくなる事はよく見られます。
実はわたしもこの胸鎖骨乳突筋に自分で鍼をして治しました。
おそらく私の場合は長い時間腕枕をしていたのと、普段から下を向く事が多かったので、
胸鎖乳突筋が短縮して、血行不良を起こしていたのだと考えられます。
※全てのめまいに適応ではありません。
またストレスや疲労は三半規管の異常をきたす可能性があると考えられております。
鍼灸治療では問診において患者様のめまいの引き金になっている日常生活のストレスの有無や疲労度をチェックし、
まずはそちらの改善をお願いします。めまいの患者様のほとんどが症状が出る以前からストレスと疲労を感じております。
治療は前述した通り胸鎖骨乳突筋と頭部、ツボの反応点に施術していきます。
めまいはなかなか自然治癒しないケースが多いため、症状が出たらすぐに治療をする事をお勧めします。
まずは医療機関もしくは鍼灸院へご相談ください。