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過敏性腸症候群の鍼灸治療
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
人は食事をし、摂取した栄養は内臓、皮膚、毛、血、筋肉、各器官に運ばれ、
要らなくなったカスは排泄、排尿として外に出されます。
当たり前の事ですが、この当たり前が損なわれた時、
とてるもない不快感が全身に襲って来て、日常生活を脅かすのです。
過敏性腸症候群もその一つで、
常にお腹が張り、腹痛、便秘と下痢を繰り返すといった症状が
ずっと続くのです。
これは皆さんの想像以上にきつく、日常生活のパフォーマンスを著しく低下させるのです。
実際に投薬でも効果が出ない方が多くいらっしゃり、
当院に来られる方もかなり憂鬱な面持ちである事から相当に辛いという事が想像できます。
それ以上にどの治療を受けても治らないと思い、
一生これと付き合っていくのか。と考えてしまう傾向にあります。
では鍼灸治療ではどうか?
ネットでは鍼灸治療でも治らないという書き込みを見かけることがあります。
実際はそうでもなく、
その患者さんに合った治療法でもって治療をすれば改善します。
治療法としては
腹診をして一番辛そうな部分(おおよそ左下腹部の痛みが多い)
東洋医学の表裏の理論を使って背中側の緊張を治療。
手足の経絡やお腹の施術も行っていきます。
症状が長い方は自律神経も乱れていることが多く、そちらの調整も同時に行います。
ただ、過敏性腸症候群は人によって感じ方が異なります。
したがってどのような食事をして辛くなるか。日常生活で辛い時はいつか
排便後の状態、逆に楽になる時はどんなものか
を問診で事細かく聞いていくのも施術側は大事ですし、
患者さんもしっかりと話すことが治療をするうえで大事になります。
胃腸は阪急電車でいう所の十三駅です。
十三駅の機能が停止すると京都にも神戸にモ大阪にもいけません。
これを身体に置き換えると胃腸は本当に大事な役割を担っているのです。
しっかりと治せるよう診て行きたいと思います。