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気持ちも大事な鍼灸治療
2023-04-21
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
私が病院に勤務していた頃の話ですが、
朝方から腰が痛く、同僚の女性の鍼灸師の先生に鍼をして欲しいと頼んだところ、
「朝は忙しいから午後診が始まる前ならいいですよ」
と約束してくれました。
「午後になったら鍼が打ってもらえる」
それがモチベーションとなり、痛みに耐えに耐えて働き、
午後診が始まる前、つまり鍼が打ってもらえる時間になりました。
(これで痛みはマシになるぞ)
ところが女性の鍼灸師の先生は
「そんなに痛いなら医者に診てもらえばいいでしょ!!」
と明らかに嫌な顔をされてました。
(え?打ってくれるって約束したやん)
「いやそこをなんとかお願いします」と懇願して
鍼は打ってもらえたのですが、、、
その先生の手からは嫌々感が伝わって来ました。
さらにグイグイと強く鍼を打ちこんできたのです。
まるでやっつけ仕事のように、、
腰の痛みは治るどころか余計に激しく痛くなったのを今でも鮮明に覚えております。
この出来事から私は鍼灸は技術だけのものではない事を学びました。
もしその先生の中に治してあげようという気持ちがあれば
結果は変わってたことでしょう。
治せまいまでも何とかしようという気持ち、それが鍼灸をする人には
最低限必要なものなのです。
わたしはこの経験から鍼を打つときは常に平常心でいる事を心がけております。
人の身体に鍼を打つ。本当に一歩間違えたら結果は逆になりますので。