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学校の先生のように
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
学校の先生
わたしは経験ないのですが、
在学中は嫌な先生でも卒業して何年かして
「あの時は嫌いだったけど、今思うと良い先生だったな」
と思う事があるそうです。
私が小学校3年生の時にクラスの担任の先生は就任1年目で
明るく、クラスメイトも気軽に話しかけれる若い女の先生でした。
しかし、ある日クラスでいじめが発覚したのです。
わたしも他のクラスメイトも被害に遭ってた子と加害者が仲良い者同士でじゃれてると思ってました。
ところが学級会で「ぼく、いじめられてます」
と言ったのです。
内容は今考えてもおぞましく、工作用のノリをかけたり、ハサミでノートを切ったり、
「生きる資格はない」と言ったりと
先生は加害者にいじめの可否を問いただしましたが、
「やってない」と嘘をつく5人のいじめっ子、
その後、泣きながらしばきあげて、謝らせていました。
就任1年目の若い女の先生がです。
今なら体罰で問題になるかもしれませんが、
またクラスから嫌われるかもしれない。親が怒鳴ってくるかもしれない。
そんな事は考えずに一心不乱にクラスからいじめをなくそうとしたのです。
その後ピタッといじめはなくなりました。
そして被害者も加害者も何年か経って
あの時の先生に感謝してると言ってました。
後々、その時、嫌だった先生が良い先生に想えるのは
自分自身が成長して先生の気持ちが理解出来たからなのです。
今日のブログが治療とどう関係あるのかと言いますと、
私たち治療者も
患者さんに対して嫌われないように、または治療院に来てもらうために
おべんちゃらを言っていては駄目だということです。
しっかりと治療計画を立て、時には鍼灸では治らないという事も伝える。
その時は儲けようとしてるわ、嫌なこと言う先生やな
と思われても、患者さんのために言うことなので、
将来分かってもらえると信じて。
それが本来の治療者のあるべき姿ではないだろうか。
そう思うのです。