> ブログ > 鍼はクセになる?
ブログ
鍼はクセになる?
2022-11-05
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日は鍼はクセなるかについて書きたいと思います。
いきなり結論ですが、鍼はクセになりません。
実際に当治療院に来られている患者さんも痛みや凝りがなくなると治療間隔を空けたり、
治療を卒業します。
では何故「鍼はクセになる」という言葉が世間に出回ったのでしょうか?
ある鍼灸の先生が言うには
大阪のおばちゃんが治療を受けて通院をするように鍼灸院の先生から言われたからだそうです。
そのおばちゃんは治療回数が必要な身体なのに対して、先生が通うように言ったのを逆手に取り、
「通院させようとしてる」と考えた。
もしくは
実際に治療してみて身体が鍼を求めているのを「クセ」と勘違いしたのが原因と言われています。
後者について考えるとそのおばちゃんが受けた鍼灸治療は効いていたと思います。
身体は一つの部位が良くなると次のしんどい所を訴えてくる事があります。
それを「クセになる」と捉えたのではないでしょうか。
恐ろしいもので大阪のおばちゃんが発信したこの言葉は次第に全国へ展開し、
今や「鍼はクセになる」は全国区となっております。
しかしながら今日書かせて頂きました通り、鍼はクセになるどころか
良くなってくると身体がどんどん鍼をして欲しいと喜んでいるのです。
(↑これをクセだと言われると言葉もでませんが。)
鍼灸治療は中毒性もなく、身体が良くなれば卒業できる治療です。
間違った誤解がせっかくの治癒のチャンスを見逃すことにもなります。
是非、安心して治療を受けて欲しいと思います。