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不安を消すための検索が、不安を増やしていませんか?
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日は、私たちの身近にある「アドレナリン」と、スマホとの付き合い方について書きたいと思います。
特に、不安になるとスマホで調べずにはいられない方に、読んでいただきたい内容です。
まず、アドレナリンとは何でしょうか?
アドレナリンは、副腎髄質という場所から分泌されるホルモンです。
よく、何かに挑戦する前や、気合いが入っている時に、
「アドレナリンが出てきた!」と言いますよね。
あれのことです。
アドレナリンには、危険やストレスに直面した時、身体を素早く動ける状態にする働きがあります。
例えば、突然大きな地震が起こったとします。
身の危険を感じて、とっさに身体が動く。
心臓の動きが速くなり、呼吸も速くなる。
こうした反応には、アドレナリンや交感神経が関わっています。
いわゆる「火事場の馬鹿力」も、こうした身体の反応と関係しています。
つまり、アドレナリンは決して悪者ではありません。
私たちの命を守るために必要なものなのです。
問題は、危険がない時まで、心と身体が休まらなくなることです。
例えば、スマホ。ゲームをしていると、ついつい夢中になってしまう。
動画を見始めたら、次から次へと見てしまう。
気が付けば、もう寝る時間。
そんな経験はないでしょうか?
さらに、私が気になっているのが、身体の不調をスマホで調べ続けることです。
少し頭が痛い。
何となく動悸がする。
最近、よく眠れない。
そこでスマホを取り出して、症状を検索します。
すると、思っていた以上に深刻な病気の名前が出てくる。
「もしかして、自分もこの病気なのでは?」
不安になって、さらに検索する。
別のサイトを見ても安心できず、また検索する。
気が付けば、寝る時間になってもスマホを手放せない。
そして翌朝、睡眠不足で身体がだるい。
そのだるさが気になって、また検索する。
安心するために調べていたはずなのに、いつの間にか不安を増やしてしまっているのです。
こうした不安が続くと、身体が緊張したり、動悸を感じたり、眠りにくくなったりすることがあります。
もちろん、これらの症状がすべてアドレナリンによるものではありません。
ただ、心配事が頭から離れず、身体が休まらない状態は、自律神経の不調を考える上でも見逃せないと私は思っています。
当治療院でも、自律神経の不調や不安を抱えて来院される方から、
「自分の症状を毎日検索しています。」
というお話を聞くことがあります。
調べて安心できれば良いのですが、かえって不安が強くなっている方もいらっしゃいます。
そんな時、私はスマホから少し離れることをおすすめしています。
ただし、身体の不調を調べること自体が悪いわけではありません。
気になる症状があれば、医療機関で相談することは大切です。
特に、症状が強い場合や長く続いている場合は、自己判断で放置しないようにしてください。
その上で、医師に相談してもなお、同じ症状を何度も検索してしまう。
調べても調べても、不安が消えない。
そんな時は、検索をいったん終えることも必要ではないでしょうか。
昔から、
「嫌なことは寝て忘れろ。」
と言います。
もちろん、寝れば病気が治るという意味ではありません。
でも、夜中にスマホで不安を増やすより、まずは身体を休める。
その方が、翌朝には落ち着いて物事を考えられることもあります。
私自身もスマホを使い過ぎることがあるので、最近はロックボックスを使い、意識的にスマホを触らない時間を作っています。
便利なスマホだからこそ、使う時間だけでなく、使わない時間も大切にしたいものです。
不安をなくすために、すべての答えを探し続ける必要はありません。
今夜は少し早めにスマホを置いて、ゆっくりお風呂に入り、身体を休めてみてはいかがでしょうか。
調べることをやめて、休むことを選ぶ。
それも、自分の身体を大切にする方法の一つだと思います。



