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そろそろ夏バテの時期

2026-08-16

こんにちわ。

とみ鍼灸治療院の松葉です。

 

長年、鍼灸師として色々な方を治療していると、

毎年お盆を過ぎた頃から、「夏バテかな?」という方が増えてきます。

 

私の臨床経験では、夏バテの方には、

・身体がだるい、疲れが抜けない

・食欲が落ちる

・胃腸の調子が悪い

・寝つきが悪い、眠りが浅い

・頭痛や頭重感がある

・集中力や意欲が落ちる

このような症状が、いくつか重なって出ていることが多いです。

 

 

では、東洋医学では夏バテをどのように考えるのでしょうか。

夏バテというと、暑さで身体が参ってしまうイメージがあります。

しかし実際には、暑いからと冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎるなど、

身体を冷やそうとする行動が、かえって胃腸に負担をかけ、夏バテにつながることもあります。

 

夏バテの方を診ていると、「脾気虚(ひききょ)」や「脾陽虚(ひようきょ)」に近い状態がみられることがあります。

 

東洋医学でいう「脾」は、食べた物を消化し、

身体を動かすための「気(エネルギー)」を作る働きと深く関係しています。

暑い日が続くと、どうしても冷たい飲み物や食べ物が増えますよね。

 

それが続くことで胃腸が冷え、食べた物を消化して、

身体に必要なエネルギーを作る働きが弱ってしまう。

すると、

「身体がだるい。」

「食欲がない。」

「何となくやる気が出ない。」

といった症状につながることがあります。

 

では、夏バテを感じたらどうすれば良いのでしょうか。

 

まず意識していただきたいのが、

胃腸をこれ以上冷やさないことです。

 

夏バテの患者さんを腹診すると、

お腹が冷たく感じたり、湿っていたり、

押してみると力がなく柔らかく感じたりすることがあります。

こうした反応と、食欲や便通、疲労感などを合わせて、

私は胃腸が弱っていないかを確認しています。

 

鍼灸治療では、胃腸の状態を確認しながら、

必要に応じて鍼やお灸を使って施術していきます。

ご自宅でできるセルフケアとしては、まずお腹を冷やさないこと。

寝る時に腹巻きを使うのも一つの方法です。

また、冷たい飲み物ばかりではなく、常温の飲み物も取り入れてみてください。

キュウリやトマト、ナスなど、夏に美味しい食べ物も、

東洋医学では身体を冷やす性質があると考えます。

もちろん、「食べてはいけない」ということではありません。

 

大切なのは、冷たい物ばかりに偏らないことです。

 

まだまだ暑い日は続きますが、季節は少しずつ秋へ向かっていきます。

せっかく過ごしやすくなってくる時期に、

夏の疲れを引きずってしまうのはもったいないですよね。

「最近、何となく身体がだるい。」

「食欲が落ちてきた。」

「寝ても疲れが取れない。」

そんな方は、一度ご自身の胃腸の状態にも目を向けてみてください。

 

夏の終わりを元気に過ごすためにも、

まずは身体を冷やし過ぎないことから始めてみましょう。