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症状が良くなると鍼が痛くなる?
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
私も長い間、鍼灸治療に携わってきましたが、
最近あらためて気付いた事があります。
もしかすると、鍼灸治療を受けた事がある方の中には、心当たりがあるかもしれません。
それは、痛みや辛い症状が改善してくると、
以前より鍼を「痛い」と感じる方がいらっしゃる事です。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
当治療院で患者さんを診ていると、
症状が強かった頃は、「鍼は全然痛くないです。」と言われていた方が、
症状が改善してくるにつれて、
「先生、今日は鍼が痛いですね。」
と言われる事があります。
なぜなのでしょうか。
これは私自身、長年鍼灸治療をしてきて感じている事なのですが、
身体の状態によって、同じような鍼の刺激でも感じ方が変わるのではないかと考えています。
症状が強い時には、ある程度しっかりとした刺激を心地良く感じる方でも、
身体の状態が良くなってくると、同じ刺激を強く感じる事があります。
特に関節リウマチやうつ病の方はそれが顕著に出てきます。
したがって
「前回この刺激で良かったから、今回も同じ刺激でいい。」
とは限らないのです。
もちろん、鍼を痛く感じる理由はこれだけではありません。
その日の体調。
疲労。
睡眠不足。
鍼をする場所。
鍼の太さや深さ。
そして施術者の技術。
様々な要因によって、鍼の感じ方は変わります。
だからこそ、
患者さんの身体の状態に合わせて、刺激量や施術方法を変えていく事が大切だと考えています。
「あんなに辛かった症状が良くなって嬉しい。」
でも、
「鍼が痛いから治療に行くのが怖い。」
そうなってしまったら、せっかく身体が良い方向へ向かっていても、
少し残念ですよね。(患者さんも私も)
症状が変われば、治療も変える。
強い刺激が必要な時もあれば、少ない刺激で十分な時もあります。
「効かせるために強くする」のではなく、その時の身体に必要な刺激を見極める。
これも、鍼灸治療では大切な事だと、最近あらためて感じています。



