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東洋医学で考える自律神経失調症(前半)
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日は、東洋医学から考える自律神経失調症について、
できるだけ分かりやすく書きたいと思います。
東洋医学には、
「気」
という考え方があります。
目には見えませんが、簡単に言えば、
身体を元気に動かすためのエネルギーのようなものです。
この「気」が身体の中をスムーズに巡っていると、
私達は元気に活動する事ができます。
ところが、強いストレスが続くと、
この気の流れが悪くなる事があります。
これを東洋医学では、「気滞(きたい)」と呼びます。
簡単に言えば、身体の中で「気」が渋滞しているような状態です。
車も渋滞すると、なかなか前に進みませんよね。
身体も同じです。
気の流れが悪くなると、
首や肩が凝る。
胸が苦しく感じる。
ため息が増える。
イライラする。
呼吸が浅くなる。
このような症状が現れる事があります。
特にストレスが原因となって起こる気滞を、
東洋医学では、「肝鬱気滞(かんうつきたい)」と呼ぶ事があります。
名前は難しいですが、
まずは、「ストレスで気の流れが悪くなった状態」と考えていただければ大丈夫です。
では、この状態が長く続くとどうなるのでしょうか。
実は、気には身体の水分を巡らせる働きもあります。
そのため、気の流れが悪くなると、
水分の流れまで悪くなる事があります。
例えるなら、川の流れが止まって、
水が溜まってしまうような状態です。
東洋医学では、身体に余分な水分が停滞した状態を、
「水湿(水滞)」と表現します。
身体に余分な水分が溜まると、
むくみ。
身体の重だるさ。
頭が重い。
雨の日に調子が悪い。
このような症状が現れる事があります。
そして、この状態がさらに続くと、
余分な水分がより粘り気を持ったものに変わると考えます。
これを、「痰湿(湿痰)」と表現する事があります。
例えば、サラサラ流れていた水が、
だんだんドロッとして流れにくくなるイメージです。
痰湿が身体に溜まると、
めまい。
身体の重だるさ。
むくみ。
胃もたれ。
食欲不振。
軟便。
動悸。
このような様々な症状につながる事があります。
つまり、自律神経失調症で悩む方の中には、
最初はストレスによって気の流れが悪くなり、
首や肩が凝る。
呼吸が浅くなる。
眠りが浅くなる。
そして、その状態が長く続く事によって、
今度は身体の水分の巡りまで悪くなり、
めまいやむくみ、
胃腸の不調など、
様々な症状が重なっていくケースがあるのです。
もちろん、すべての方がこの順番で症状が進むわけではありません。
同じ自律神経失調症でも、一人ひとり身体の状態は違います。
だからこそ、症状だけを見るのではなく、
「なぜこの症状が出ているのか」
を考える事が大切なのです。
次回は、
身体のエネルギーが不足する「気虚」。
身体を養う血が不足する「血虚」。
血の流れが悪くなる「瘀血」。
この3つと自律神経失調症の関係について、
めちゃくちゃ分かりやすく書きたいと思います。



