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東洋医学で考える自律神経失調症(前半)

2026-07-16

おはようございます。

とみ鍼灸治療院の松葉です。

 

今日は、東洋医学から考える自律神経失調症について、

できるだけ分かりやすく書きたいと思います。

 

東洋医学には、

「気」

という考え方があります。

目には見えませんが、簡単に言えば、

身体を元気に動かすためのエネルギーのようなものです。

この「気」が身体の中をスムーズに巡っていると、

私達は元気に活動する事ができます。

 

ところが、強いストレスが続くと、

この気の流れが悪くなる事があります。

これを東洋医学では、「気滞(きたい)」と呼びます。

 

簡単に言えば、身体の中で「気」が渋滞しているような状態です。

車も渋滞すると、なかなか前に進みませんよね。

身体も同じです。

 

気の流れが悪くなると、

 

首や肩が凝る。

胸が苦しく感じる。

ため息が増える。

イライラする。

呼吸が浅くなる。

 

このような症状が現れる事があります。

特にストレスが原因となって起こる気滞を、

東洋医学では、「肝鬱気滞(かんうつきたい)」と呼ぶ事があります。

名前は難しいですが、

まずは、「ストレスで気の流れが悪くなった状態」と考えていただければ大丈夫です。

 

では、この状態が長く続くとどうなるのでしょうか。

実は、気には身体の水分を巡らせる働きもあります。

そのため、気の流れが悪くなると、

水分の流れまで悪くなる事があります。

 

例えるなら、川の流れが止まって、

水が溜まってしまうような状態です。

東洋医学では、身体に余分な水分が停滞した状態を、

「水湿(水滞)」と表現します。

 

身体に余分な水分が溜まると、

むくみ。

身体の重だるさ。

頭が重い。

雨の日に調子が悪い。

このような症状が現れる事があります。

 

そして、この状態がさらに続くと、

余分な水分がより粘り気を持ったものに変わると考えます。

これを、「痰湿(湿痰)」と表現する事があります。

 

例えば、サラサラ流れていた水が、

だんだんドロッとして流れにくくなるイメージです。

 

痰湿が身体に溜まると、

めまい。

身体の重だるさ。

むくみ。

胃もたれ。

食欲不振。

軟便。

動悸。

 

このような様々な症状につながる事があります。

つまり、自律神経失調症で悩む方の中には、

最初はストレスによって気の流れが悪くなり、

首や肩が凝る。

呼吸が浅くなる。

眠りが浅くなる。

 

そして、その状態が長く続く事によって、

今度は身体の水分の巡りまで悪くなり、

めまいやむくみ、

胃腸の不調など、

様々な症状が重なっていくケースがあるのです。

 

もちろん、すべての方がこの順番で症状が進むわけではありません。

同じ自律神経失調症でも、一人ひとり身体の状態は違います。

だからこそ、症状だけを見るのではなく、

「なぜこの症状が出ているのか」

を考える事が大切なのです。

次回は、

身体のエネルギーが不足する「気虚」。

身体を養う血が不足する「血虚」。

血の流れが悪くなる「瘀血」。

この3つと自律神経失調症の関係について、

めちゃくちゃ分かりやすく書きたいと思います。