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多裂筋をご存じですか?
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日は、「多裂筋(たれつきん)」という筋肉について書きたいと思います。
あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、
実は腰痛や首こり、さらにはスポーツのパフォーマンスにも深く関わる重要な筋肉です。
多裂筋は、背骨のすぐ横にあるインナーマッスルです。

首から腰まで連続して付いており、
背骨を支える「縁の下の力持ち」のような役割をしています。
姿勢を保つ。
身体をひねる。
前かがみになる。
こうした日常の動きでも常に働いています。
スポーツ選手にとっては、体幹を安定させるために欠かせない筋肉です。
競輪。
ゴルフ。
テニス。
野球。
どんな競技でも、体幹が安定していなければ本来の力は発揮できません。
そのため、多裂筋の柔軟性は非常に重要になります。
しかし、一度この筋肉が硬くなると、
なかなか厄介です。
インナーマッスルなので、ストレッチだけでは十分に緩まない事があります。
また、身体の深い場所にあるため、マッサージでは届きにくい筋肉でもあります。
では、多裂筋はスポーツ選手だけに関係する筋肉なのでしょうか。
そんな事はありません。
日常生活では、
腰痛。
首の痛み。
頸椎ヘルニア。
腰椎椎間板ヘルニア。
さらに、疲れやすさや姿勢の崩れにも関係する事があります。
また、私は自律神経失調症の施術でも、
胸椎上部の多裂筋へアプローチする事があります。
背骨周囲の筋肉が緊張すると、呼吸が浅くなったり、身体が力みやすくなったりする方も少なくありません。
実際に多裂筋へ鍼をすると、身体の奥に「キューッ」と響くような感覚があります。
患者様からは、
「効いている感じがする。」
「身体の奥がほぐれていく。」
というお声を頂く事もあります。
もちろん、響く感覚が苦手な方もいらっしゃいます。
その場合は、鍼をしばらく置いておく事で、
徐々に刺激が落ち着いてくる事がほとんどです。
鍼を抜いた後には、
「背中に空気が通ったような感じ。」
「冷凍された肉がゆっくり解凍されるように血が巡る感じ。」
そんな表現をされる患者様もいらっしゃいます。
また、多裂筋のラインには、東洋医学で重要とされる
「華佗夾脊(かだきょうせき)」
という治療点が左右合わせて34か所あります。
それだけ、昔から重要視されてきた部位という事です。
腰痛や首こりがなかなか改善しない。
マッサージを受けてもすぐ元に戻ってしまう。
そんな方は、多裂筋のアプローチも検討してみてください。


