漫画でわかる とみ鍼灸治療院漫画でわかる とみ鍼灸治療院

ブログ > 多裂筋をご存じですか?

ブログ

多裂筋をご存じですか?

2026-07-02

おはようございます。

とみ鍼灸治療院の松葉です。

 

今日は、「多裂筋(たれつきん)」という筋肉について書きたいと思います。

 

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、

実は腰痛や首こり、さらにはスポーツのパフォーマンスにも深く関わる重要な筋肉です。

多裂筋は、背骨のすぐ横にあるインナーマッスルです。

 

 

首から腰まで連続して付いており、

背骨を支える「縁の下の力持ち」のような役割をしています。

姿勢を保つ。

身体をひねる。

前かがみになる。

こうした日常の動きでも常に働いています。

スポーツ選手にとっては、体幹を安定させるために欠かせない筋肉です。

競輪。

ゴルフ。

テニス。

野球。

どんな競技でも、体幹が安定していなければ本来の力は発揮できません。

そのため、多裂筋の柔軟性は非常に重要になります。

しかし、一度この筋肉が硬くなると、

なかなか厄介です。

 

インナーマッスルなので、ストレッチだけでは十分に緩まない事があります。

 

また、身体の深い場所にあるため、マッサージでは届きにくい筋肉でもあります。

では、多裂筋はスポーツ選手だけに関係する筋肉なのでしょうか。

そんな事はありません。

日常生活では、

腰痛。

首の痛み。

頸椎ヘルニア。

腰椎椎間板ヘルニア。

さらに、疲れやすさや姿勢の崩れにも関係する事があります。

 

また、私は自律神経失調症の施術でも、

胸椎上部の多裂筋へアプローチする事があります。

背骨周囲の筋肉が緊張すると、呼吸が浅くなったり、身体が力みやすくなったりする方も少なくありません。

 

実際に多裂筋へ鍼をすると、身体の奥に「キューッ」と響くような感覚があります。

患者様からは、

「効いている感じがする。」

「身体の奥がほぐれていく。」

というお声を頂く事もあります。

 

もちろん、響く感覚が苦手な方もいらっしゃいます。

その場合は、鍼をしばらく置いておく事で、

徐々に刺激が落ち着いてくる事がほとんどです。

 

鍼を抜いた後には、

「背中に空気が通ったような感じ。」

「冷凍された肉がゆっくり解凍されるように血が巡る感じ。」

そんな表現をされる患者様もいらっしゃいます。

 

また、多裂筋のラインには、東洋医学で重要とされる

「華佗夾脊(かだきょうせき)」

という治療点が左右合わせて34か所あります。

それだけ、昔から重要視されてきた部位という事です。

 

腰痛や首こりがなかなか改善しない。

マッサージを受けてもすぐ元に戻ってしまう。

そんな方は、多裂筋のアプローチも検討してみてください。