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ギックリ腰についての私見

2026-01-31

おはようございます。

とみ鍼灸治療院の松葉です。

今日はギックリ腰について書きたいと思います。

 

なお、これはあくまで一鍼灸師としての私の考えになりますので、
その点はあらかじめご了承ください。

 

ギックリ腰は、いわゆる急性腰痛です。

 

そのメカニズムは、

腰にこれ以上の負荷がかかると危険だと判断した身体が、

脊髄を通して脳にSOSを出すところから始まります。

 

SOS信号を受け取った脳は、

腰を守るために、腰椎周囲の筋肉を一気に緊張させ、

ガチガチに固めてしまいます。

 

よく漫画やテレビでは、

「ギクッ」「バキッ」と腰椎が鳴ったり、腰の骨が折れる描写がありますが、

あれは痛みの強さを分かりやすく伝えるための演出です。

 

実際のギックリ腰は、

先ほどお伝えしたような防御反応によって起こっています。

 

鍼灸治療では、

炎症を抑えるための鍼と、腰全体の筋肉を動かしながら、

特定の部位に負担が集中しないよう調整していきます。

長年、腰の治療をしてきて、
私なりに感じていることがあります。

 

ギックリ腰には、

大きく分けて2つのパターンがあるということです。

1つ目は、
普段はほとんど腰に痛みがない方が、
一時的に無理がかかって起こすギックリ腰。

 

2つ目は、
もともと腰に不調があり、
そこに強い痛みが加わって起こるギックリ腰です。

1つ目のケースは、

2回の治療で劇的に楽になることも少なくありません。

一方で、

2つ目のケースは、

100%の完治が難しく、

再発する可能性も高くなります。

この違いは何かというと、

1つ目は、

腰の疲労や緊張があまり蓄積しておらず、

日常生活でも腰への負担が少ない状態。

2つ目は、
これまでの腰痛、疲労、緊張が積み重なった上で起きたギックリ腰です。

 

同じ「ギックリ腰」でも、

2つ目のほうが、圧倒的に状態は悪いのです。

腰が悪い状態のまま、さらにギックリ腰を起こす。

これは、
ギックリ腰の第2段階と言っても過言ではありません。

 

そのため、

治療をして一時的に楽になっても、また痛みがぶり返すことがあります。

できれば、こういった方には、症状が落ち着いた後も治療を継続してほしいと考えています。

また、
ギックリ腰は、「痛みが引いたら終わり」ではありません。

腰椎椎間板ヘルニア、分離症、脊柱管狭窄症、すべり症。

こうした状態へ進行していくサインであることも多いのです。

 

だからこそ、
治療は一度きりではなく、継続して行うことが大切になります。

正直なところ、
私はあまり次回の来院を強くおすすめするのが得意ではありません。

 

そのため、
この想いをブログという形で書かせていただきました。

 

腰の痛みから卒業するために、
ギックリ腰を「ただのアクシデント」ではなく、
身体からのサインとして受け止めていただければ幸いです。