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休み明け前の憂鬱と自律神経失調症について
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
皆さんは「サザエさん症候群」という言葉をご存じでしょうか?
日曜の18時55分頃。
あの明るくも少し寂し気なエンディングテーマが流れ始めると同時に、
「明日からまた仕事か…」と、憂鬱な気持ちになってしまう。
そんな気分の落ち込みを表す現象が、「サザエさん症候群」です。
私もかつて、会社に勤めていた頃は、まさにこの症候群に陥っていました。
日曜の夜になると、どうにも気分が沈んでしまう。
でも、月曜になれば出勤して1週間が始まり、また日曜に憂鬱がやってくる――
その繰り返しでした。
そんな状態が半年ほど続いた後、私は思い切って会社を辞め、
鍼灸の学校に通い、今の道に進みました。
幸い、当時は養う家族も借金もなく、無理して働き続ける理由がなかったため決断できましたが、
同じようにいかない方も多いかもしれません。
では、そもそもなぜ「サザエさん症候群」になるのか?
それは、モチベーションの低下が大きな原因です。
その背景には、仕事のプレッシャー、人間関係、体調不良、将来への不安など、さまざまな要素が絡んでいます。
でも、就職したての頃は違ったはずです。
希望を持って働き始めた方も多いと思いますし、
中には生活のために“やりたくない仕事”を選んだ方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、心の持ちよう次第で気持ちを切り替える方法はあると私は思っています。
以前、私が往診でお世話になっていた耳鼻科の先生と出かけた際に、
こんなことを仰っていました。
「またこういうとこに行きたいから、明日も頑張ろうと思うんです。」
医師という職業は、華やかに見える一方で、
責任の重さや患者さんとの向き合い方など、精神的な負担も多い仕事です。
でも、その先生は「次の楽しみ」を目標にして、日々の仕事に向き合っていたのです。
この言葉を聞いてから、私も実践するようになりました。
楽しかった旅行や食事会の帰り道に、
「明日からまた仕事か…」と沈むのではなく、
「またこういう時間を持ちたいから、明日からも頑張ろう」と思う。
それだけで、モチベーションは自然と上がるのです。
考え方ひとつで、気分はガラリと変わります。
たとえ愚痴をこぼしても、休みが延びるわけでも、仕事が楽になるわけでもありません。
でも、心の持ちようを少し変えるだけで、明日の自分は確実に変わります。
休み明けの憂鬱を少しでも和らげたいと思っている方は、
ぜひこの“気の持ちよう”を試してみてください。
とみ鍼灸治療院では、身体のケアだけでなく、
こうした心のモヤモヤにも寄り添える存在でありたいと考えています。
いつでもご相談くださいね。



