> ブログ > 父の話
ブログ
父の話
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日は箸休めに父の話を書きます。
私の父は昭和20年生まれで今年で80歳になるのですが、
今でも鶏卵の卸の仕事を続けており、健康そのものです。
そんな父はもう60年以上、この卵屋の仕事をしており、
朝は4時に起きて配達をし、帳面から営業まで自分でやっていました。
私は中学時代に塾やらクラブ活動を途中で投げ出した事がありました。
父はそんな私を快く思うはずもなく、
雷を落とすような方はしませんが、
それからというもの、24時間テレビのマラソンで芸能人が完走するたびに
「おい、〇〇は最後まで走ってゴールしたぞ」「お前はけつわりしたけど、最後まで続けなアカンねんで」
と言うようになりました。
毎年毎年、
それを言われるたびに嫌な想いをしたものです。
しかしながら今思えば継続することが大事というのを教えたかったのだなと思います。
そんな私も鍼灸師になって18年目です。
9年間勤務鍼灸師として働き、とみ鍼灸治療院を開業してからはもうすぐ9年目に突入です。
父は言葉では言わないですが、時々家に来ては
「おっ、今日も忙しそうにしてるな」
と言ってくれます。
経営者会などに参加するとコロコロと仕事を変える人もいますし、
あれこれ手を出して、何をしたいのかがわからない人も見てきました。
治療院に置き換えると治療院を閉めたり、休診が多くなることは
患者様に対する裏切り行為だと思います。
治療院がある。ということが大事だと身に沁みて思います。
1枠の予約枠を空けるために自分の時間を使えないと言って
施術を希望する患者さんを断る人も見たことがあります。
それは本末転倒。
父に教わった事
一度自分がやると決めたら最後までやる。
今なら胸を張って堂々と言える気がします。
たぶん、よほどの事がない限り私はこの鍼灸師の仕事を生涯の仕事にすると思います。
そこには背中で語った父の続けるという姿勢があるのです。