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コロナウィルス後遺症の鍼灸治療

2024-08-23

こんにちわ。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

最近、コロナ感染がまた増えてきております。

最盛期ほどではありませんが、

コロナ感染後、多くの方が体力の低下や疲労感、呼吸器の不調、精神的な不安感、

さらには味覚障害など、さまざまな後遺症に悩まれています。

これらの症状は人によって違いますが、薬を飲んでも改善しない事も多いと報告を頂いております

 

東洋医学では、こうした体調不良を「後遺症」や「気虚」として捉え、

体内のエネルギーである「気」のバランスを整えることで、回復を促進します。

 

コロナ感染後、特に注意すべきなのは、呼吸器系と消化器系のケアです。

東洋医学では、肺は「気」をコントロールする重要な臓器とされており、

コロナ感染により肺がダメージを受けると、気の巡りが滞り、全身のエネルギーが不足しがちになります。

この状態が続くと、疲労感や倦怠感、息切れなどの症状が現れやすくなります。

 

鍼灸治療では、肺の機能をサポートし、気の流れを整えるために、特定のツボを刺激します。

例えば、「肺兪(はいゆ)」や「足三里(あしさんり)」などのツボが、

呼吸器系を強化し、全身のエネルギーを高める効果があります。

 

また、「合谷(ごうこく)」や「神門(しんもん)」といったツボは、

精神的な安定をもたらし、不安感やストレスの軽減に役立ちます。

 

味覚障害に対しては、東洋医学では「脾胃(ひい)」と「肝(かん)」のバランスが関与していると考えられています。

鍼灸では、「中脘(ちゅうかん)」や「太衝(たいしょう)」などのツボを刺激することで、味覚の改善を図ります。

これにより、消化器系の働きが整い、味覚の回復が期待できます。

 

さらに、身体のだるさや倦怠感も、コロナ感染後に多く見られる症状です。

これらの症状は、気血の不足や気の巡りの停滞が原因で起こるとされます。

「気海(きかい)」や「三陰交(さんいんこう)」のツボを刺激することで、気血の流れを促し、体力の回復をサポートします。

 

コロナ感染後の鍼灸治療は、全身のバランスを整え、

人間が本来持っている自然治癒力を高めることで、身体の回復を促進します。

東洋医学の知識と鍼灸の技術を組み合わせることで、

味覚障害や身体の怠さを含めた後遺症の軽減と健康の回復に向けた効果的なサポートが可能です。

感染後の体調に不安を感じる方、実際に感染前と比べて異変と感じている方は、ぜひ鍼灸治療を取り入れてみてください。