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熱中症の鍼灸治療

2024-08-04

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

前回は熱中症の予防法について書かせて頂きましたが、

もし熱中症になったときの早期回復の鍼灸治療について書かせて頂きます。

 

東洋医学では、熱中症を「暑邪(しょじゃ)」として捉え、体内のバランスを整えることで予防と対策を行います。

鍼灸ではこの暑邪による体内の「気」の流れを改善し、体温調節をサポートします。

ツボを刺激して、体内の熱を効果的に放出するのです。

昔の人は頭のてっぺんにある百会というツボにお灸をして熱を放出していたという記録が残っております。

あの武田信玄も夏の暑さにバテてしまって兜の上からお灸を据えたほうろく灸がありますが、

その時に据えた場所こそ百会なのです。

実際、私も熱中症ではありませんが、今年は夏の暑さにどっと疲れていたので、

百会にほうろく灸をしたところ、

次の朝はスッキリ目が覚めて快調に診療を行う事が出来ました。

 

あとは胃腸の調整や全身の強壮に効く足三里など

患者さんの体質に合わせたツボを使っていきます。

これにより、熱中症の後遺症のリスクを減少させることができます。

 

また日常的に鍼灸を受けることで、身体のバランスを整え、予防効果を高めることが可能です。

熱中症になると向こう1ヵ月はパフォーマンスがダウンしてしまいます。

予防が一番ですが、

もし熱中症になってしまった時の早期回復の手段として

鍼灸治療も一つの選択肢になります。

もし熱中症でお悩みの方は一度ご相談ください。