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中止する勇気を

2023-12-11

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

 

治療に来られる方の中には

日常生活の中で、痛みを増悪させている動き、運動があります。

例えば、肩が痛いのにゴルフやテニス、ランニングと言った激しいスポーツ。

介護、重労働など

 

絶対にしなければならない事に対しては痛みを我慢しながらプレイ、仕事をするので、

パフォーマンスは落ちていると気づかずに無理して続ける事があります。

そして遂には痛みがさらに増悪してしまうのです。

 

特にスポーツ中はご自身の限界の動きを越えた動きをするので、

損傷部位の傷口が広がってしまうのです。

さらにプレイを続けると治療やセルフケアが追いつかない状態になります。

 

プロのスポーツ選手でも怪我を我慢して試合に出続け、

有望な選手だったのに引退を早める話はよく聞きます。

「あの怪我さえなかったら」

 

私が知っている野球選手でも怪我さえしなかったらもっと活躍できたろうに

と思う選手は沢山います。

無理をして試合に出場する。

そこは意地、プライド、試合感覚がなくなる。

レギュラーを奪われるというプレッシャーもあるかと思います。

実際に試合の感覚を取り戻すまで時間が掛かる事もしばしば。

 

スポーツ選手は特別な事情がありますが、

そうでない方の場合は

私は敢えて無理しないで休む事を助言させて頂きます。

「休んでください」と伝えると以後治療に来なくなる方もいますが。

 

実はここで休む選択をする人としない人では将来の運命が変わるのです。
実際、無理をして治療に来ているのに悪くなっていく人や

一次治療を中断して最後の頼みとしてまた治療に来る方は

本当に「休んでいればよかったのに」と思う事は多々あります。

患者様には患者様の事情がありますが、

このまま今のパフォーマンスを続けていたらどうなるか

じっくりと腰を据えて考えて欲しいと思う次第です。

わたし、性格的に強く言えないので。