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側彎症と鍼灸治療

2023-09-21

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

この3連休は側弯症の方が多くご来院頂きました。

側弯を治そうと思っての来院ではなかったのですが、

施術を進めていくうちに

患者様が訴えておられる頭痛、首の痛み、背中の痛みは

側弯が原因だという事が分かりました。

 

「側弯症」

 

余り馴染みのない方もいらっしゃるかと思います。

人間の背骨は頭蓋骨から骨盤まで正常な場合の背部レントゲン撮影では

真っすぐ直線になっておりますが、

S字ないしはC字に背骨が曲がった状態。

これが側弯症です。

 

このため姿勢のバランスを骨盤や肩、下半身で補おうとするため

頭痛や背中の痛み、腰痛などなど負担が掛った部位に症状として出てくるのです。

 

私も長年側弯症の方を診て来ましたが、

右図の赤い部分、

背骨のS字ないしはC字のカーブしている

外側の筋肉が過緊張しております。

 

同時に肩甲骨の内側も筋肉は硬く緊張しており、

これらの緊張が腰痛、頭痛、肩こりなどの

症状の原因になっているのです。

 

鍼灸治療ではこの筋肉の緊張を緩和する事を目的に行います。

緊張が緩和されると背骨に稼働が付くようになり、寝返りや歩行時に偏った部分へ

負担が掛るのを緩和する事が出来るのです。

この筋肉の緊張状態が緩和した状態が続けば頭痛や背中痛、腰痛、首の痛みが取れるという

報告を患者様から頂いております。

 

側弯=治らない

ではなく、出ている症状をいかに消していくか。

これがとても大切な事なのです。