ブログ｜治るとは

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

今日は「治る」について読者の皆さんと考えていきたいと思います。

 

時々ですが、お問い合わせを頂く中で、

「１回の治療で治りますか？」
と聞かれる事があります。

わたしの回答は

その症状が出る身体になるまでに経過した期間。それは本人ですら分からないものであるので、

実際の症状より重症な場合があります。一概に１回で治るとは言えません。

 

「前に通っていた治療院は１回で治してくれました。」

と切り返される事もあります。

 

ではなぜ今、当院に電話して来てるのでしょうか？

 

いや、お気持ちは凄くわかるのですが、

治療者側も時間とお金を使って来院頂く、患者さんに正確な情報を伝えないといけないのです。

 

そもそも

「治る」の定義は患者さんと治療者の間で隔たりがあると思います。

治療者側からの見解でお話しすると

身体の状態によっては症状が取れる事は治るではなく、一時的に症状が抑えられてると考えます。

「治る」とは症状が出ない状態に身体を持っていく事。再発しない身体にする事と考えます。

この場合、完治という表現の方があ良いかもしれません。

実際に診てみないと分からない部分もあるのですが、
患者さんが訴えられる症状がどのようにして起こったか、どれだけの時間が経過してるかで

治療内容と治療期間は変わってくるのです。

 

あとは患者さん自身がどれだけ自身の身体と向き合うか
この施術者でよいかも重要な点になります。

そういう意味ではわたし達治療する側も患者さんから見られているのです。