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慢性疲労症候群の鍼灸治療

2022-11-02

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

 

長年この仕事に携わっていると問診や検査ではわからない症状をお持ちの方がいらっしゃいます。

鍼灸、東洋医学の世界ではこれを不定愁訴というのですが、

ある意味でそこは鍼灸治療の得意な分野でもあるのです。

 

中でも「慢性疲労症候群」はまさに現代病と言っても過言ではなく、

精神的なストレスが長期的に続くことにより全身にだるさが出てくるこの疾患は

薬や休息を取ることでは解消しづらく

悩まれてる方も多いのです。

中には仕事を休職される方もいます。

休職でなくとも仕事や日常生活に支障をきたす。そんな方が多いのが慢性疲労症候群です。

現代人はストレスが溜まる多くの場面に身を投じているにも関わらず

それに対する免疫、抵抗力は低いのです

身体に溜まったストレスは背中(肩甲骨の内側)の筋緊張として反映される事が多く、

また撫でていくと皮膚が凸凹になっていることがあります。

この凸凹はツボの反応で内臓が弱っている状態を表し、背中の緊張は過度のストレスで心因的な肩凝りとして反映された状態を表しております。

 

次第に身体のあちこちに痛みが出たり、怠くて眠りが阻害される。それが慢性疲労症候群です。

 

慢性疲労症候群の鍼灸治療はまずはあちこちに出ている痛みを身体の悲鳴と捉え、

自律神経を整えるところから始めます。同時に疲労を溜めないために眠りをしっかり取れるように

頭部への鍼、背中の緊張を取る鍼と灸を施します。

実際はすぐに治療効果が出ない事もあり、患者さん自身が諦めたりすることもあるのですが、

一つ、一つ身体を元に戻していけば治る疾患であります。

 

治療が終わった時、患者さんの喜ぶ顔がとても嬉しいです。