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治療の目的と目標の違い
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
寒くなってきましたね。。
みなさん、体調はいかがでしょうか?
今回は治療の目標と目的についてです。
当治療院に初めて来られる方は様々で痛み、しびれ、凝り、体調不良、睡眠不足
など。
最近気づいた事なんですが、ご来院頂ける方と治療者である私とでは少しこの目的と目標についてズレがある事に気付きました。
治療の目的それは患者様がずっと楽な状態でいられる事。
これに対して目標とはその目的に向かっての通過点になります。
1回、1回の治療で治療者側が改善しているように見えても患者様にとっては思ったように改善していない。
痛みが取れてない。
「この治療院はダメだ」と治療を止めてしまう方もいらっしゃいます。
これは患者様が早い段階で目的(ゴール)を求めているのです。
しかし、よくよく問診を取ってみると最初に訴えていた痛みが消えていたり、軽減してたりします。
実際に身体を触診しても筋肉の緊張が緩和してたり、圧痛点もなく、脈は落ち着き、お腹も快調。
治療者から見るこの通過点は患者さんが楽になる通過点で、目的に向かって引き続き治療をしていく。
これとは対照的に早く痛みから解放されたいと思うがあまり、気持ちが焦り、時には治療院を変えたり、諦めたり。
とても勿体ないと思います。
痛みには原因がありますし、普段の生活や悪い姿勢などを長年続けた結果出て来た痛みもあります。
そう簡単にゴールには辿りつけない事もありますが、この理屈を理解していれば、
患者様にも治療の意味が見えてくると思います。今自分はどの通過点にいるのだろうか。
前と比べてどうかなど、冷静に考えると案外治療は上手くいってるケースの方が多いのです。
時には患者様から治療者へゴールを問うてみるのも良いです。
そこで明確な説明があり、納得できれば治る可能性も高くなります。