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食事中にしてはならぬこと
「怒(いかり)の後、早く食すべからず、食後、怒るべからず。
憂ひて食すべからず、食して憂ふべからず。」
これは貝原益軒の「養生訓」にある言葉です。
食事中は楽しく食べ、怒ったり、愚痴ったりしない。
また食前食後も同じ事と解釈します。
現代社会はとかくストレスに溢れております。
ストレスがない人もいるかも知れませんが。たぶん少数でしょう。
食事中くらいはそんなの忘れて楽しく美味しく食べましょう。
でないと栄養の摂取にも影響すると益軒は言っております。
たしかにずっと怒っていたら自律神経のバランスは乱れるし、ホルモンバランスも悪くなります。
「いただきます」から「ごちそうさま」までは楽しく、食べ物を見て、味覚で味わう。ときには香りも楽しむ。
それで少しは気持ちもリセットできるし、食事も美味しく頂ける。
お子様がいらっしゃる家庭ではなおさら気をつけなければいけません。
知らずに発した夫婦間のマイナスな言葉のやり取りがその子の将来、悪いクセ。
つまり、愚痴グセ、悪口グセ、陰口グセが付いてしまうのです。
その良くわからないが、誰かの悪口や不満を言ってることはわかると言った内容を
30分から60分間聞かされて続けると、、、溜まったもんじゃありません。
大人になるにつれて家族と食事をしたがらないお子さんがいるのもそこに原因があるのです。
「やめろ!めしがまずくなる」
と言ってもすぐには改善されません。
そんなときは
「憂いて食すべからず。食して憂うべからず」
と言ってみましょう。
「はっ??」
「いやいやそんな事を言って食事をすると養生に悪いから」
これで場が和み空気も良くなる(かもね)
とみ鍼灸治療院の松葉でした。