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たった一言で
「塚口には、美味しいご飯屋さんがたくさんありますよ」
「そうなんですね。引っ越したばかりなのと、仕事でなかなか行けていなくて」
「でしたら、今日行ってみたら良いと思いますよ。気分転換に」
「はい……」
一見すると、
なんでもない、たわいのない会話に見えます。
これは、私と患者さんが、治療が終わって帰り際に交わした会話です。
実はこの会話のあと、
それまで定期的に来られていたその患者さんは、めっきり来られなくなりました。
私の思い過ごしであってほしいのですが……。
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
今日のブログは、
「たった一言で」
というテーマでお送りしたいと思います。
冒頭の会話を読んで、
「それだけで?」
と思う方もいれば、
「患者さんにとっては余計な一言かも」
「患者さんのプライベートに踏み込んだ」
と感じる方も、いらっしゃるかもしれません。
決して悪気はなく、
ただのコミュニケーションのつもりで放った一言。
しかし、
日常生活では、
こうした一言から、
双方の意図や想いが食い違い、
トラブルに発展することも、実は少なくありません。
夫婦間でも、
言ってる側は何気ない一言が火に油を注ぎ、
大きな喧嘩に発展することがあります。
私の場合も、
帰り際、玄関で患者さんが靴を履いている時、
「沈黙はよくない」
そう思って発した言葉でした。
そこに悪気は一切ありません。
むしろ普段から治療の説明を行う時は慎重にしておりますし、
もしかすると、
施術の緊張感がほぐれ、
私自身が少し気が抜けていたのかもしれません。
この話を、
鍼灸学生時代からの友人に話したところ、
「似たような経験、あるわ」
そう返ってきました。
やっぱりな、と思いました。
「言葉って、大事やな」
そんなことを言いながら、
お互い、ため息をついたのでした。



