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飛蚊症の鍼灸治療

2025-08-11

おはようございます。

とみ鍼灸治療院の松葉です。

 

今日は「飛蚊症」に対する鍼灸治療についてお話しします。

飛蚊症とは、視界に黒い点や糸くず、蚊のような影が揺れ動いて見える症状のことです。

光のある場所や白い背景を見ると目立ちやすく、目を動かしても一緒についてくるように見えるのが特徴です。

 

眼科的には、加齢や紫外線などの影響で眼球の中の「硝子体」が変性し、中の繊維や濁りが網膜に影として映ることで起こります。

多くは加齢変化による「生理的飛蚊症」ですが、突然の悪化や光が走る症状を伴う場合は、網膜剥離など重大な病気が隠れていることがあるため、まずは眼科受診が必要です。

 

東洋医学では、飛蚊症は「肝」や「腎」の衰え、血や気の巡りの滞りによって目への栄養が不足することで起こると考えます。

特に肩こり、後頭部のコリ、慢性的な眼精疲労がある方に多く見られ、こうした状態が長く続くことで症状が悪化する傾向があります。

当院の鍼灸治療では、肩や首の緊張をほぐし、目の周囲や後頭部の血流を改善することで目への栄養供給を促します。

さらに「肝」「腎」の働きを高めるツボや、水分代謝を整える経絡に刺激を加え、内側から目の環境を整えます。

治療経過としては、まず「影が気にならなくなる」ことから始まり、やがて「いつの間にか全く感じない」状態へと変化していきます。

 

ご自宅でできるセルフケア
・長時間のスマホ・パソコン作業の合間に、1時間に1回は遠くを見る休憩をとる
・目の周囲やこめかみを軽く温める
・首や肩のストレッチで血流を促す
・過度な飲酒や夜更かしを避け、十分な睡眠を確保する

飛蚊症が気になる方は是非、一度鍼灸治療も取り入れてみて下さい。