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ゲームをやめた親友と、ビールをやめた祖父の話
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
私はテレビゲームが好きです。
ですが、小学校からの親友は、その何十倍もゲームが好きで、下手をすれば1日の1/3以上をゲームに費やすくらいです。
彼の部屋には、使わなくなった勉強机のスペースに、歴代のゲーム機とソフトが山のように積まれていて、「これ、地震が来たら下敷きになるやつやん」と
本気で心配になるほどです。
流行りのゲームソフトもすぐにクリアしてしまい、
その後は私に貸してくれるので、
私はお得に最新ゲームをする事が出来たのです。
そんな彼に、最近どんなゲームをしているかLINEで聞いてみました。
すると——
「最近、ゲームしてない」
信じられませんでした。
彼がゲームをしていないなんて。何かあったのかと尋ねると、
「左の脇が痛くて、やる気になれへんねん」とのこと。
これは尋常じゃないと思い、「すぐ病院に行くように」と伝えました。
でも返ってきたのは、「仕事が忙しいから、なかなか行けへんねん」という言葉。
そのとき、ふと亡くなった祖父の姿が私の頭に浮かびました。
祖父は、それはそれはビールが大好きな人でした。
毎晩のように、「プハーッ」と気持ちよさそうに飲んでいた祖父が、ある日突然言ったのです。
「もうビールはいらんわ」
その言葉の数日後、祖父は入院し、約1年後に癌で亡くなりました。
あれほど大好きだったものをやめる——それは、身体が警告を出している証拠でした。
今回の友人の様子に、私は祖父の最期を重ねずにはいられませんでした。
このブログを読んでくださっている方の中にも、もしかしたら似たような経験や、大切な人の変化に気づいたことがあるかもしれません。
40代を過ぎると、昔のような無茶は効かなくなります。
けれど、つい酒を飲みすぎたり、暴飲暴食をしてしまったり、運動不足のまま過ごしたり——
そしてある日、医師から思いもよらぬ診断を受けるのです。
だからこそ、身体の小さな変化を見逃さず、日頃からメンテナンスをしておくことが本当に大切です。
私は友人の首に縄をつけてでも、病院に連れて行こうと思っています。
もし、この記事を読んで少しでも「自分も気をつけよう」と思っていただけたなら、こんなに嬉しいことはありません。



