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「処理速度が早い人が、仕事ができる人」――命日に思い出す、恩人の言葉
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
先日は、私がかつて参加していた経営者会でご一緒だった方の命日でした。
その方(以下、T氏)は、44歳という若さで交通事故により急逝されました。
不器用で変わった部分も多かったですが、とても情に厚く、誰よりも人を思いやる心のある方でした。
命日には、T氏のことを思い出すことが何よりの供養になると思い、
今日は彼が私に残してくれた言葉を、ブログに綴っておこうと思います。
T氏は私が経営者会に入ったばかりの頃、
私に何気なくこう言ってくれたことがあります。
それは「仕事ができる人は、処理速度が早い人のことだ。」
たった一言ですが、私の中に強く残り続けています。
実際に、経営者会の中で成果を出し、仕事が上手くいってる人たちは、例外なくレスポンスが早く、
何事にもテンポよく対応していました。
逆に上手くいっていない人は連絡が遅く、遅刻も多い――なるほど、確かにと思わされました。
私はその言葉を聞いた時に、まさに“目からうろこ”が落ちるような気持ちになりました。
それ以来、患者様、友人、家族、誰からの連絡であっても、なるべく早く返事を返すよう心掛けています。
特に患者様から、お身体の悩みや経過についての相談を頂いた時には、
即レスポンスが「安心」に変わると実感しています。
逆に返事が遅れると、それが不安や不信に繋がってしまう。
この感覚は、T氏から学んだ大切な“金言”です。
あれからもう7年が経ちます。
その間、たくさんの経営者や同業者と出会いましたが、
やはり「処理速度の早さ」が、その人の信頼や仕事の質に直結することを強く感じています。
先日、将来的に鍼灸の仕事を一緒にできそうなパートナーを、人づてに紹介して頂いたのですが――
LINEの返信は遅く(送信から3日後くらいの返信)、打ち合わせの直前5分前には「時間をずらしてほしい」との連絡。
その時、直感的に思いました。
「この人とは一緒に仕事はできない」
何より、こういう対応は、患者様に迷惑がかかる。
この判断軸も、T氏の言葉が根底にあります。
時代はどんどん進化しています。
AIの発展も含めて、情報や技術のスピードはますます加速しています。
だからこそ、人間に求められるのは「早く、正確に、丁寧に」動ける力ではないでしょうか。
人と人とのつながり、そして誰かの仕事によって支えられている日常への感謝――
それを忘れずにいたいものです。
T氏、あなたが残してくれた言葉は、
今も私の中で生き続けています。
そして、患者様や周囲の人々にも、形を変えて伝えていけたらと思っています。



