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ぎっくり腰に対する再考
2021-05-03
おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。
5月後半から梅雨時にかけてはぎっくり腰の方が多くご来院されます。(当院統計)
ぎっくり腰。
それはある日突然来る急性の腰痛。
ある動作でギクッとし、その後日常生活に必要な動きがほとんど奪われます。
「魔女の一撃」とも呼ばれております。
では身体の中で何が起こっているのか?
例えば毎日、腰に負担のかかる仕事や家事をしているとします。
腰周りの血流の悪さや疲労感はどんどん増していき、
これ以上は無理ってところで腰が脳にSOS信号を出します。
信号を受けた脳は腰の骨(腰椎)を守るために筋肉をガチガチに固める指令を出します。
ガチガチに固められた腰は動かすと激しい痛みを伴い、安静を余儀なくされます。
いわばぎっくり腰は身体を守る反応なのです。
加えて腰には発症から炎症が72時間継続的に出ます。
お風呂に入ったり、カイロで温めたら良いと思ってる方がたくさんいらっしゃいますが、
温めると血流がよくなりすぎて炎症を助長、再発し余計に悪くなることがあります。
早く治したいから色んな事をしてみるのも危険です。
必ず、最寄りの医療機関もしくは治療院にご相談することをおすすめします。