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腰椎椎間板ヘルニアの手術について

2021-03-16

おはようございます。
とみ鍼灸治療院の松葉です。

少しずつ暖かくなってきましたね。春の陽気はもうすぐそこまで来ております。

 

さて、今日は椎間板ヘルニアの手術についてわたしが感じていることを書きます。
私自身、鍼灸師になって14年目に突入しました。まだまだ精進の途中ですが、

これまで腰椎椎間板ヘルニアの手術をした方もたくさん診させて頂きました。

 

そのほとんど(99%)の方がしなければ良かったと後悔されております。

 

腰の骨(腰椎)と腰椎の間にある椎間板は本来クッション材の役割を果たしておりますが、

加齢や度重なるぎっくり腰、腰痛でそのクッション材の中から髄核と呼ばれるゼリー状の組織が

外に飛び出し、神経に圧迫をかけてしびれや痛みを出すのです。

イメージしやすく書きますと
おまんじゅう(椎間板)のあんこ(髄核)がプニッと出て神経に触る状態がヘルニアです。

 

このヘルニアによる痛みやしびれは日常生活にかなり支障となり、重症化すると感覚麻痺や知覚麻痺も

起こるのです。
早く治したい一心で手術を行う方がほとんどですが、自身が手術しか手段がないと感じるあまり、

医師からのインフォームドコンセント(情報、治療法、経過)を聞かない事が多いのです。

 

手術後しばらくは良いが、再発するのはヘルニアは除去したけれど腰椎周辺の筋肉の柔軟性が

悪いのは変わらないままなので、また椎間板の中の髄核が飛び出し、再発するのです。

手術しなくてもヘルニアは鍼灸治療で治ることも多く、当治療院でも治ってる方はたくさんいらっしゃいます。

それは筋肉の柔軟性と血流の巡りを良くすることです。筋肉の張力が元に戻れば神経の圧迫は格段に楽になるのです。

 

ヘルニア=手術。これは必ずしも正しい選択ではありません。
治療手段として鍼灸治療もあるということを頭の隅に置いてくだされば幸いです!